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2007年06月22日

『静かなるホイッスル』、読んじゃいました!?

~第1章の主役は、東海大翔洋高校ラグビー部の倉津圭太君です~


聴覚障害者によるラグビーチームが日本に発足し、現在に至るまでの道のりを綴ったノンフィクション。

第1章の東海大翔洋高校ラグビー部、倉津圭太君のことが知りたくて読んでみた。「難聴者には無理だ」と言われたラグビーを続け、2005年全国高校ラグビーの全国大会(花園)に出場。彼は、ラグビーを通して、大切な仲間と一生の恩師を得、そしてあきらめなければ道は開けることを学んだ。

最初は、第1章だけのつもりだったけど、グイグイ引き込まれ、一気に第9章まで読んじゃった。で、僕が学んだことは…

■ 聴覚障害は、単に耳が聞こえないということではない
聴覚障害は「情報障害」と言われてるんだって。「聞こえる人なら当たり前に受けられる情報が、受けられない」ということで、周りにその気がなくても、当人は疎外されているように感じ、自分が他人より劣っているように思えてきちゃう。

■ 聞こえない健聴者
とはいえ、耳は聞こえても、相手の気持ちが聴こえないコトだってある。健聴者は、聴覚障害者を夢中で支援することで、相手の気持ちを傷付けちゃうことだってある。「支援の押し売りだ」、気をつけなくっちゃ!?

■ 障害者の中での差別?
難聴者と聾者は違う。難聴者は障害者であることが知られることを嫌い、難聴であることを隠して生きている人が多いんだって…。「自分たちは聾者とは違う!」って差別意識(?)を持っちゃうのかな~?


昔、マクセルのCMでスティービー・ワンダーが言ってたコメントを想い出した。こまかなコトは覚えてないけれど、「君には輝く太陽が見える、僕には君の心が見える…」とかいうCMだったと思うんだけど…

こんなこと言ってる人もいます。「物を見るのは魂であり、目それ自体は盲目である。物を聞くのは魂であり、耳それ自体は聾である」。う~ん、深い!

『静かなるホイッスル』、読んじゃいました!?


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Posted by オルベア at 00:43│Comments(0)書評
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