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2010年08月07日

新入社員「海外勤務は嫌」半数

~内向き志向くっきり~


海外勤務を望まない新入社員は2人に1人-。産業能率大学が28日発表したアンケート調査で、内向き志向を強める若者の実態が浮かび上がった。携帯電話のように日本国内で独自の進化を遂げて世界標準から掛け離れてしまう現象を「ガラパゴス化がはじまるかも」と危惧している。(中略)

海外で「働きたくない」と応えた新人は49%。07年調査での36%から大幅に増えた。理由としては「海外はリスクが高い」(56%)、「能力に自信がない」(55%)、「海外に魅力を感じない」(44%)との回答が多かった。

一方、「どんな国でも働きたい」と答えた新入社員は27%で、こちらも3年前の18%から増加。人材の二極化が進んでおり、産能大は「海外志向が強い人材の確保に向けた企業間の争奪戦が注目される」と指摘している。

出所:7月30日 静岡新聞

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「海外で働きたくない」という内向き志向の学生が多いっていう記事ですね。

昨今、【内向きな若者…】に関しては、いろんな調査や実生活の中でも語られることが多いので、さほど大きな驚きも感じません。


私と同世代の人の中には、商社マンやメーカーの海外営業なんかの職に就き、世界を相手に頑張っていた人もいるし、そんな人たちのガンバリがいまの日本の発展の重要な役割を果たしたのは間違いないと思うけど、そんな人はごく少数…。

私をはじめ多くの若者は、そんな大志も無かったし、「海外で働く、なんて考えたこともない」なんて人がほとんどだったんじゃないでしょうか?

ということで、中高年の私たちが「今の若者を批評したり叱咤する資格なんてないよな~」とも思います。ただ、私の若い頃とは経済・社会環境も変わってきているし、私自身のモノの見方も変わってきているので、「海外に目を向ける若者が増えるといいな~」とは思いますが…。

そんな観点でこの記事を読み返してみると、「どんな国でも働きたい」と答える新入社員が27%もいるのは、驚きだし、「これって結構スゴクない!?」なんて感じちゃいます。しかも3年前と比べて9ポイントも増えている。


国内でも国外でもいいけれど、日本の若者たちが元気に働いている姿をイメージしつつ、「若い連中を応援していきたいな~」と思わせてくれる記事でした。

新入社員「海外勤務は嫌」半数



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Posted by オルベア at 21:00│Comments(0)新聞記事
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