2008年05月07日
“鈴木亜久里の冒険”終わる
~大資本なしに困難なF1参戦~
「昨日のことのように思いだされる」。鈴木代表が感慨深げに振り返ったのは2005年11月1日。F1チーム立ち上げを発表した会見のことだ。「あの日も壇上に一人、きょうも一人。だけど今は一緒に戦ってくれたドライバー、スタッフやファンの皆さんが付いてくれている」
現在のF1は多くのチームを自動車メーカーが直接所有し、資本と技術をかけて競い合っている。経費が高騰し、スーパーアグリのようなプライベートチームの参戦は困難だ。そんな状況に歯止めをかけようと、08年からは他チームのシャシーを購入しての参戦が認められるなど改革が行われるはずだった。(中略)
この2年あまり、数々の奇跡を起こしてきた小さなチームの活躍に、世界中のファンは喝采(かっさい)を上げた。しかし“鈴木亜久里の冒険”は道半ばで頓挫した。今後、佐藤の移籍先探しや負債の始末などに追われる鈴木代表だが、それでも努めて笑顔で言った。「やってよかったよ。苦しい部分はあったけど、夢をかなえられる人生を与えてくれた神様に感謝している」
出所:5月6日 MSN産経ニュース(只木信昭)
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SUPER AGURI のF-1からの撤退のニュースです。先ずは、モータースポーツに興味の無いみなさんに、簡単に概要説明を…。
SUPER AGURI F-1チームが参戦を表明したのは、2005年11月のことだけど、現代F-1は、複雑化・高度化しているので、いちプライベーターが参戦するってコトがスゴ~くたいへんだってこと(フェラーリやメルセデス、トヨタやホンダやルノーと同じ土俵で競争するって訳だから…)を知っておいて欲しい。
で、僕もず~っと応援を続けていたんだけど、資金難で撤退(「ホンダの援助が無くなったからだ…」とコメントするファンもいる様だ)を余儀なくされた。本当に残念だ!?でも、もっと残念なのは、mixi等で見られるファンのコメント。
<ホンダ批判!のコメント>
援助をうち切ったホンダへの批判的な意見がすっごく多い。揚げ句の果てに「本田宗一郎が生きていたら、悲しむ…」等のコメントまで。
ファンが撤退を惜しむのはわかるけど、技術的・経済的に多大な援助を続けてきたホンダが、苦渋の決断をせざるを得なかった現実を冷静に受け止める必要があるんじゃないかと思う。競争はサーキットの中だけで行われている訳じゃない。どんな世界にもルールがあって、その中で競争&共存している訳だから…。
辛辣な言い方をするんであれば、亜久里さんがルールの中でGAME OVERしちゃっただけのコトなんだから…
<スタッフの行く末についての心配のコメント>
佐藤琢磨はじめ、スタッフの先行きについての心配のコメントも多い。確かに僕も気になるし、佐藤琢磨にはまだまだF-1で走って欲しいけど、そんな心配は僕らがすることじゃない。(モータースポーツに携わる)プロフェッショナル達は、自分の行く末のことは自分でちゃんと後始末をつけるハズ!?
僕がモータースポーツを好きなのは、レーシングマシンの競争を見ることももちろんだけど、不公平であるというトコロ。勝つためによりよいマシンを作らなくちゃならないし、よりよいドライバーを獲得しなくちゃならない。そのために資金や人材の獲得に奔走するわけだ。
また、ドライバーはいいチームに行くために、スポンサー集めをしたり、仮にチームに入れれば、メンバーが自分のためによい仕事をしてもらうために、マネジメント力やコミュニケーション力を駆使しなくちゃならない。これって、人生の縮図なんですよネ!?
最後に…。
やっぱり亜久里さんはスゴイ!?確かに、道半ばでの頓挫ではあるけれど、F-1参戦を実行しちゃったこと自体にレスペクト!!「やってよかったよ。苦しい部分はあったけど、夢をかなえられる人生を与えてくれた神様に感謝している」のコメントに、しびれました。
記事のタイトルは、『“鈴木亜久里の冒険”終わる』となっていたけれど、たぶん『“鈴木亜久里の冒険”はまだまだ続く』と思うヨ…!?
ということで、今回はちょいと熱くなってのコメントとなっちゃいました…(汗

「昨日のことのように思いだされる」。鈴木代表が感慨深げに振り返ったのは2005年11月1日。F1チーム立ち上げを発表した会見のことだ。「あの日も壇上に一人、きょうも一人。だけど今は一緒に戦ってくれたドライバー、スタッフやファンの皆さんが付いてくれている」
現在のF1は多くのチームを自動車メーカーが直接所有し、資本と技術をかけて競い合っている。経費が高騰し、スーパーアグリのようなプライベートチームの参戦は困難だ。そんな状況に歯止めをかけようと、08年からは他チームのシャシーを購入しての参戦が認められるなど改革が行われるはずだった。(中略)
この2年あまり、数々の奇跡を起こしてきた小さなチームの活躍に、世界中のファンは喝采(かっさい)を上げた。しかし“鈴木亜久里の冒険”は道半ばで頓挫した。今後、佐藤の移籍先探しや負債の始末などに追われる鈴木代表だが、それでも努めて笑顔で言った。「やってよかったよ。苦しい部分はあったけど、夢をかなえられる人生を与えてくれた神様に感謝している」
出所:5月6日 MSN産経ニュース(只木信昭)
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SUPER AGURI のF-1からの撤退のニュースです。先ずは、モータースポーツに興味の無いみなさんに、簡単に概要説明を…。
SUPER AGURI F-1チームが参戦を表明したのは、2005年11月のことだけど、現代F-1は、複雑化・高度化しているので、いちプライベーターが参戦するってコトがスゴ~くたいへんだってこと(フェラーリやメルセデス、トヨタやホンダやルノーと同じ土俵で競争するって訳だから…)を知っておいて欲しい。
で、僕もず~っと応援を続けていたんだけど、資金難で撤退(「ホンダの援助が無くなったからだ…」とコメントするファンもいる様だ)を余儀なくされた。本当に残念だ!?でも、もっと残念なのは、mixi等で見られるファンのコメント。
<ホンダ批判!のコメント>
援助をうち切ったホンダへの批判的な意見がすっごく多い。揚げ句の果てに「本田宗一郎が生きていたら、悲しむ…」等のコメントまで。
ファンが撤退を惜しむのはわかるけど、技術的・経済的に多大な援助を続けてきたホンダが、苦渋の決断をせざるを得なかった現実を冷静に受け止める必要があるんじゃないかと思う。競争はサーキットの中だけで行われている訳じゃない。どんな世界にもルールがあって、その中で競争&共存している訳だから…。
辛辣な言い方をするんであれば、亜久里さんがルールの中でGAME OVERしちゃっただけのコトなんだから…
<スタッフの行く末についての心配のコメント>
佐藤琢磨はじめ、スタッフの先行きについての心配のコメントも多い。確かに僕も気になるし、佐藤琢磨にはまだまだF-1で走って欲しいけど、そんな心配は僕らがすることじゃない。(モータースポーツに携わる)プロフェッショナル達は、自分の行く末のことは自分でちゃんと後始末をつけるハズ!?
僕がモータースポーツを好きなのは、レーシングマシンの競争を見ることももちろんだけど、不公平であるというトコロ。勝つためによりよいマシンを作らなくちゃならないし、よりよいドライバーを獲得しなくちゃならない。そのために資金や人材の獲得に奔走するわけだ。
また、ドライバーはいいチームに行くために、スポンサー集めをしたり、仮にチームに入れれば、メンバーが自分のためによい仕事をしてもらうために、マネジメント力やコミュニケーション力を駆使しなくちゃならない。これって、人生の縮図なんですよネ!?
最後に…。
やっぱり亜久里さんはスゴイ!?確かに、道半ばでの頓挫ではあるけれど、F-1参戦を実行しちゃったこと自体にレスペクト!!「やってよかったよ。苦しい部分はあったけど、夢をかなえられる人生を与えてくれた神様に感謝している」のコメントに、しびれました。
記事のタイトルは、『“鈴木亜久里の冒険”終わる』となっていたけれど、たぶん『“鈴木亜久里の冒険”はまだまだ続く』と思うヨ…!?
ということで、今回はちょいと熱くなってのコメントとなっちゃいました…(汗

キャリアについて考える意味 Vol.5
キャリアについて考える意味 Vol.4
キャリアについて考える意味 Vol.3
キャリアについて考える意味 Vol.2
キャリアについて考える意味 Vol.1
キャリア開発論、終了!!
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キャリアについて考える意味 Vol.1
キャリア開発論、終了!!
Posted by オルベア at 18:00│Comments(0)
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