2018年03月31日
キャリアを手放す勇気
〜石井てる美 著〜
仕事柄、『キャリアを手放す勇気』というタイトルに惹かれて手に取ってみた。
著者は、東大大学院卒・マッキンゼーを経てお笑い芸人に転身した石井てる美氏。とはいえ、私は石井氏がどんな芸人なのか(ヒラリー・クリントンのモノマネをやっていること位は知っていた)も知らないし、実はそれほど内容に期待していたわけではなかったのだが…。
就活時、他の多くの東大生と同じ様に一流企業を受験。結果、「目指すべきはそのトップ集団」という価値観のもとマッキンゼーというステータスの権化の様な超一流企業の内定を得、職業人生のスタートを切る。
受験、進学、就職、いろんなことがたまたまうまくいき、どんなことも「頑張ればどうにかなる」と思い込んでいたものの、マッキンゼーでの仕事で初めて超えられない壁にぶつかり、「車がひいてくれたらいいのに…」と思うまでに追い詰められる。
その後、マッキンゼーを辞める決断をし、お笑い芸人を目指すことになるわけだが…。マッキンゼーを辞めて6・7年くらいは、後悔こそしないものの、悩みもがきながら生きてきた石井氏。お笑い芸人になって「心からよかった」「決断は正しかった」と思える様になったのはここ1・2年だとのこと。
そんな今だって、翻訳のアルバイトをしながらの芸人生活をしている石井氏を見て「もったいない」という人もいるのかもしれないが、私には石井氏がとっても輝いて見える。
ということで、予想を裏切り「キャリアのコトを真面目に語る、とっても良い本」でした。
※注:2013年7月に発行された「マッキンゼーを辞めた理由」を加筆・修正し文庫化した本。
仕事柄、『キャリアを手放す勇気』というタイトルに惹かれて手に取ってみた。
著者は、東大大学院卒・マッキンゼーを経てお笑い芸人に転身した石井てる美氏。とはいえ、私は石井氏がどんな芸人なのか(ヒラリー・クリントンのモノマネをやっていること位は知っていた)も知らないし、実はそれほど内容に期待していたわけではなかったのだが…。
就活時、他の多くの東大生と同じ様に一流企業を受験。結果、「目指すべきはそのトップ集団」という価値観のもとマッキンゼーというステータスの権化の様な超一流企業の内定を得、職業人生のスタートを切る。
受験、進学、就職、いろんなことがたまたまうまくいき、どんなことも「頑張ればどうにかなる」と思い込んでいたものの、マッキンゼーでの仕事で初めて超えられない壁にぶつかり、「車がひいてくれたらいいのに…」と思うまでに追い詰められる。
その後、マッキンゼーを辞める決断をし、お笑い芸人を目指すことになるわけだが…。マッキンゼーを辞めて6・7年くらいは、後悔こそしないものの、悩みもがきながら生きてきた石井氏。お笑い芸人になって「心からよかった」「決断は正しかった」と思える様になったのはここ1・2年だとのこと。
そんな今だって、翻訳のアルバイトをしながらの芸人生活をしている石井氏を見て「もったいない」という人もいるのかもしれないが、私には石井氏がとっても輝いて見える。
ということで、予想を裏切り「キャリアのコトを真面目に語る、とっても良い本」でした。
※注:2013年7月に発行された「マッキンゼーを辞めた理由」を加筆・修正し文庫化した本。