2015年09月17日
後期授業、はじまりました
~大学入学後、半年経った学生たちは何を思っているのか?~
縁あって講師を務めさせていただいている常葉大学での後期授業がスタートしました。いま、授業終了時に出席簿代わりに提出してもらう『感想』(第1回分)を読み終わったので、感じたことを備忘録代わりに書き留めておこうと思います。
『感想』を書いてもらっているのは、1年生を対象とした『キャリア開発論』という授業。低学年時に『1.将来の目標や生き方のイメージを持つこと』『2.学生時代に何をすべきかを考え具体的な行動を起こすこと』によって、4年間の大学生活を有意義なものにすることを目的とした授業です。
この時期の1年生、入学当時の志と現状のギャップに一抹の不安を感じつつも、居心地のいい(?)大学生活に流されているケースも少なくない様です。ということで、例年『本学入学の目的』と自身の書いた『入学の目的を読んで感じたこと』を書いてもらった後、グループでメンバー相互の情報を共有してもらうワークに時間を割いています。
グループ内での情報共有に聞き耳を立ててみると、「教師を目指して入学したが、頓挫。これからどうしようか悩んでいる」「絵が上手くなりたくて入学したが、絵の技術を高める以外の授業が多いのがストレス」「なんとなく入学し、なんとなく学生生活を送ってしまっている」等々…。話の内容自体は想定の範囲内なのですが、時間を切らなければ話が延々と続きそうなところが想定外。きっと、心の中では「このままじゃいけない」と思っていたんでしょう…。
そんなワークの後、私からは「当初の入学の目的がどうだったかは別にして、これからどういう学生生活を送るかが大切」「充実した学生生活を送ることが、視野や可能性を広げる」等の話を、私自身の経験も織り交ぜながら話しました。
で、学生達の『感想』を抜粋すると…
•思い通りに出来ている人は多くないとわかって安心した。自分に出来ること、自分が好きなことを一生懸命がんばればいいんだと思った。その過程が自分にとっての財産になるハズ。
•当初の目的が頓挫し落ち込んでいたけれど、「目標や自分の中で決めたことが変化するのはおかしくない」と聴いて、気持ちが楽になった。
•やることの意味を感じないことでも、いつの日か役に立つかもしれない。やる気を持って臨もうと思った。
等々のコメントにニンマリ!
また、就活に関する『感想』も…
•価値観は自分の経験から生まれ、変化するモノだとわかった。大学生のうちにいろんな経験をすることが大事。自分の考えを持てる様にしたいし、就活する時もそこを見られるのだと感じた。
•「大学4年間でがんばったことは?」と聴かれたとき、部活動などをあげる人がいるが、それが単なるネタが無くて取り上げたのか、ほんとうにがんばったのかは聴く人には判ってしまう。ハッタリではなく、自信を持って充実した4年間だと言えるようにしたい。
•今まで就活をするために1年生の頃から何かやっておいた方がいいのかと考えていた。しかし、先輩からは1・2年生の時は自分の好きなことをして充実させていくことが大切だと言われていた。今日の話を聴いてその理由が理解できた。
•授業初日、「正直、私には関係なさそう」と思っていたが、その重要性をあらためて知ることが出来た。世の中を知ることも必要なことだと思うので、今後授業をより身につけていきたい。
一生懸命話したこともあってか、授業への期待のコメントをたくさんもらえました。“期待に添わなければというプレッシャー”に負けない様、15回、はりきって参ります。

縁あって講師を務めさせていただいている常葉大学での後期授業がスタートしました。いま、授業終了時に出席簿代わりに提出してもらう『感想』(第1回分)を読み終わったので、感じたことを備忘録代わりに書き留めておこうと思います。
『感想』を書いてもらっているのは、1年生を対象とした『キャリア開発論』という授業。低学年時に『1.将来の目標や生き方のイメージを持つこと』『2.学生時代に何をすべきかを考え具体的な行動を起こすこと』によって、4年間の大学生活を有意義なものにすることを目的とした授業です。
この時期の1年生、入学当時の志と現状のギャップに一抹の不安を感じつつも、居心地のいい(?)大学生活に流されているケースも少なくない様です。ということで、例年『本学入学の目的』と自身の書いた『入学の目的を読んで感じたこと』を書いてもらった後、グループでメンバー相互の情報を共有してもらうワークに時間を割いています。
グループ内での情報共有に聞き耳を立ててみると、「教師を目指して入学したが、頓挫。これからどうしようか悩んでいる」「絵が上手くなりたくて入学したが、絵の技術を高める以外の授業が多いのがストレス」「なんとなく入学し、なんとなく学生生活を送ってしまっている」等々…。話の内容自体は想定の範囲内なのですが、時間を切らなければ話が延々と続きそうなところが想定外。きっと、心の中では「このままじゃいけない」と思っていたんでしょう…。
そんなワークの後、私からは「当初の入学の目的がどうだったかは別にして、これからどういう学生生活を送るかが大切」「充実した学生生活を送ることが、視野や可能性を広げる」等の話を、私自身の経験も織り交ぜながら話しました。
で、学生達の『感想』を抜粋すると…
•思い通りに出来ている人は多くないとわかって安心した。自分に出来ること、自分が好きなことを一生懸命がんばればいいんだと思った。その過程が自分にとっての財産になるハズ。
•当初の目的が頓挫し落ち込んでいたけれど、「目標や自分の中で決めたことが変化するのはおかしくない」と聴いて、気持ちが楽になった。
•やることの意味を感じないことでも、いつの日か役に立つかもしれない。やる気を持って臨もうと思った。
等々のコメントにニンマリ!
また、就活に関する『感想』も…
•価値観は自分の経験から生まれ、変化するモノだとわかった。大学生のうちにいろんな経験をすることが大事。自分の考えを持てる様にしたいし、就活する時もそこを見られるのだと感じた。
•「大学4年間でがんばったことは?」と聴かれたとき、部活動などをあげる人がいるが、それが単なるネタが無くて取り上げたのか、ほんとうにがんばったのかは聴く人には判ってしまう。ハッタリではなく、自信を持って充実した4年間だと言えるようにしたい。
•今まで就活をするために1年生の頃から何かやっておいた方がいいのかと考えていた。しかし、先輩からは1・2年生の時は自分の好きなことをして充実させていくことが大切だと言われていた。今日の話を聴いてその理由が理解できた。
•授業初日、「正直、私には関係なさそう」と思っていたが、その重要性をあらためて知ることが出来た。世の中を知ることも必要なことだと思うので、今後授業をより身につけていきたい。
一生懸命話したこともあってか、授業への期待のコメントをたくさんもらえました。“期待に添わなければというプレッシャー”に負けない様、15回、はりきって参ります。

キャリアについて考える意味 Vol.5
キャリアについて考える意味 Vol.4
キャリアについて考える意味 Vol.3
キャリアについて考える意味 Vol.2
キャリアについて考える意味 Vol.1
働くということ
キャリアについて考える意味 Vol.4
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