2007年02月06日
ワーク・ライフ・バランスって…
最近、メディアでもよく取り上げられる『ワーク・ライフ・バランス』。「聞いたことはあるけれど、どんなこと…?」な~んてみなさんに、わかりやすく解説しちゃいます。
『ワーク・ライフ・バランス』とは、「仕事と私生活を両立する」「やりがいのある仕事をしながら充実した私生活を送る」という考え方。類似の概念である『ワーク・ファミリー・バランス』が共働き女性の仕事と家庭の両立に力点を置いているのと比較すると、『ワーク・ライフ・バランス』は、ライフスタイルの多様化を受け、独身者・子供のいない夫婦・男性などの仕事と私生活の両立を目指しているのが大きな違いです。
米国企業は、1980年代の不況期、大規模な人員削減をキッカケに、「他社との競争に勝ち抜くためには人種や性別、未婚・既婚などを問わず優秀な人材確保をすることが必要」との考え方を示しました。一方で、優秀な人材ほど仕事と私生活の両立を重要視する傾向が強まってきたため、米国企業にとっては「社員の仕事と私生活の両立支援が人事施策上避けて通れない課題となった」というのが、『ワーク・ライフ・バランス』の概念が広まった一番の背景です。
具体的な両立支援策としては、子育てや介護に関する情報提供や援助、勤務時間外の職務能力アップのための機会提供、家族関係や健康に関するカウンセリング他多岐にわたります。結果、このような取り組みが社員の満足度をアップさせ、業績にも反映されているようです。
では、日本における『ワーク・ライフ・バランス』の実体は…。企業の視点に立って言えば「同業者との競争が激化しているのに、『ワーク・ライフ・バランス』どころじゃないヨ」という返事が返ってくるような気がするし、社員の視点に立って言えば(ライフスタイルが多様化しつつあると言われてはいるけれど)「仕事一筋で来た俺は、どうすりゃいいんだ」なんていう声も聞こえてきそうです。
とはいえ、わたしが就職・転職のご相談を受けるみなさんの中には、「大手企業で転勤を繰り返し、このままでは定年後に地元に帰っても地域への仲間入りが難しい」と一部上場企業から県内中小企業に転職した40代前半の方や、「子供にとって大切な学生時代、もう少しそばにいてやりたい」と転職のご相談にみえる方等、自分自身にとっての『ワーク・ライフ・バランス』をどうとっていくのが良いのかを模索しはじめる方が増加しているのも、また事実。
『ワーク・ライフ・バランス』という言葉も概念もまだまだなじみの薄い日本において、『ワーク・ライフ・バランス』の考え方が定着するまでには、まだまだ時間はかかると思うけど、「会社の制度が変わったら…」などと言っているんじゃなく、わたしたちひとりひとりが、自分自身の『ワーク・ライフ・バランス』を考え、実践していくことも必要なんじゃないでしょうか。
『ワーク・ライフ・バランス』とは、「仕事と私生活を両立する」「やりがいのある仕事をしながら充実した私生活を送る」という考え方。類似の概念である『ワーク・ファミリー・バランス』が共働き女性の仕事と家庭の両立に力点を置いているのと比較すると、『ワーク・ライフ・バランス』は、ライフスタイルの多様化を受け、独身者・子供のいない夫婦・男性などの仕事と私生活の両立を目指しているのが大きな違いです。
米国企業は、1980年代の不況期、大規模な人員削減をキッカケに、「他社との競争に勝ち抜くためには人種や性別、未婚・既婚などを問わず優秀な人材確保をすることが必要」との考え方を示しました。一方で、優秀な人材ほど仕事と私生活の両立を重要視する傾向が強まってきたため、米国企業にとっては「社員の仕事と私生活の両立支援が人事施策上避けて通れない課題となった」というのが、『ワーク・ライフ・バランス』の概念が広まった一番の背景です。
具体的な両立支援策としては、子育てや介護に関する情報提供や援助、勤務時間外の職務能力アップのための機会提供、家族関係や健康に関するカウンセリング他多岐にわたります。結果、このような取り組みが社員の満足度をアップさせ、業績にも反映されているようです。
では、日本における『ワーク・ライフ・バランス』の実体は…。企業の視点に立って言えば「同業者との競争が激化しているのに、『ワーク・ライフ・バランス』どころじゃないヨ」という返事が返ってくるような気がするし、社員の視点に立って言えば(ライフスタイルが多様化しつつあると言われてはいるけれど)「仕事一筋で来た俺は、どうすりゃいいんだ」なんていう声も聞こえてきそうです。
とはいえ、わたしが就職・転職のご相談を受けるみなさんの中には、「大手企業で転勤を繰り返し、このままでは定年後に地元に帰っても地域への仲間入りが難しい」と一部上場企業から県内中小企業に転職した40代前半の方や、「子供にとって大切な学生時代、もう少しそばにいてやりたい」と転職のご相談にみえる方等、自分自身にとっての『ワーク・ライフ・バランス』をどうとっていくのが良いのかを模索しはじめる方が増加しているのも、また事実。
『ワーク・ライフ・バランス』という言葉も概念もまだまだなじみの薄い日本において、『ワーク・ライフ・バランス』の考え方が定着するまでには、まだまだ時間はかかると思うけど、「会社の制度が変わったら…」などと言っているんじゃなく、わたしたちひとりひとりが、自分自身の『ワーク・ライフ・バランス』を考え、実践していくことも必要なんじゃないでしょうか。
キャリアについて考える意味 Vol.5
キャリアについて考える意味 Vol.4
キャリアについて考える意味 Vol.3
キャリアについて考える意味 Vol.2
キャリアについて考える意味 Vol.1
キャリア開発論、終了!!
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キャリア開発論、終了!!
Posted by オルベア at 19:21│Comments(2)
│キャリア教育
この記事へのコメント
しずおかスタイル・ほんだです~。
私も、eしずおかブログデビューいたしました♪
こちらでもよろしくお願いいたします。
実は昨年から、私も自分なりの、ワーク・ライフ・バランス確立に、取り組んでいるところなのです。
ロードレーサーも再開したり、ひとりで呑みにいく時間を持ったり。
ワークとライフのバランスをとるには、仕事の組み立てがいまいちですが、暮らしあってこその仕事ですものね!
がんばりまーす。
私も、eしずおかブログデビューいたしました♪
こちらでもよろしくお願いいたします。
実は昨年から、私も自分なりの、ワーク・ライフ・バランス確立に、取り組んでいるところなのです。
ロードレーサーも再開したり、ひとりで呑みにいく時間を持ったり。
ワークとライフのバランスをとるには、仕事の組み立てがいまいちですが、暮らしあってこその仕事ですものね!
がんばりまーす。
Posted by ほんだ at 2007年02月07日 17:50
コメント、ありがとうございます。
ワークとライフは表裏一体(僕の場合は境目ナシですが…汗)、どちらかが欠けても幸せな人生は歩めません。
自然体でバランスとれる様、頑張らなくっちゃ…。あっ、バランス取るために頑張るのは、修行が足りないか…
ワークとライフは表裏一体(僕の場合は境目ナシですが…汗)、どちらかが欠けても幸せな人生は歩めません。
自然体でバランスとれる様、頑張らなくっちゃ…。あっ、バランス取るために頑張るのは、修行が足りないか…
Posted by オルベア at 2007年02月07日 21:21