2009年05月14日
なぜGMは転落したのか
~アメリカ年金制度の罠~
昨今、米国のビッグ3の窮状が報道される中、「なぜGMは転落したのか」というタイトルに惹かれて読んでみた。
第1部は「誰がGMを殺したか」と題し、GMの経営者と全米自動車労組(UAW)の葛藤を、第2部では「年金をめぐる戦い」と題しニューヨーク州都市交通局(MTA)と全米運輸労組(TWU)の攻防を、第3部は「自治体が破産するとき」と題し、サンディエゴをモチーフに年金問題の先延ばしが自治体の財政破綻をもたらすことについて書かれている。
全編通して筆者が言わんとしているのは「年金制度は、官公庁でも民間企業でも、連邦でも地方自治体でも『クレジットカード中毒』にかかっているようなもの」「カードの上限額まで借り入れて、最低限の支払いしかしなかったら、どんなツケが回ってくるのか?よ~く考えてみよう」というお話です。
自戒の念も含み、「面倒なことを先延ばしにしようとする人間の本性が問題を引き起こす」ということを胸に刻んでおきたい。

昨今、米国のビッグ3の窮状が報道される中、「なぜGMは転落したのか」というタイトルに惹かれて読んでみた。
第1部は「誰がGMを殺したか」と題し、GMの経営者と全米自動車労組(UAW)の葛藤を、第2部では「年金をめぐる戦い」と題しニューヨーク州都市交通局(MTA)と全米運輸労組(TWU)の攻防を、第3部は「自治体が破産するとき」と題し、サンディエゴをモチーフに年金問題の先延ばしが自治体の財政破綻をもたらすことについて書かれている。
全編通して筆者が言わんとしているのは「年金制度は、官公庁でも民間企業でも、連邦でも地方自治体でも『クレジットカード中毒』にかかっているようなもの」「カードの上限額まで借り入れて、最低限の支払いしかしなかったら、どんなツケが回ってくるのか?よ~く考えてみよう」というお話です。
自戒の念も含み、「面倒なことを先延ばしにしようとする人間の本性が問題を引き起こす」ということを胸に刻んでおきたい。

Posted by オルベア at 21:00│Comments(0)
│書評