2011年04月11日
希望学1 希望を語る
~社会科学の新たな地平へ~
労働経済学者の玄田有史さんを中心とした東京大学社会科学研究所による「希望学」に関する書。社会科学のさまざまの分野の9人の研究者が、「希望」についての考察をしています。
正直、論文には興味を引くものとそうでないものがあり、「一気に読破…」という感じではなかったですが、「希望学」とは、僕にとって、今、一番興味のあるテーマでもあります。
2002年に調査実施以来最高(当時)の5.4%を記録した完全失業率(実は、私はこの年、起業したのも偶然ではありません)。その後、日本経済は統計上改善してきたものの、依然として漠然とした閉塞感が漂い続けています。
玄田氏は、「根底にあるのは、かつてすべての行動の前提として誰もが持っていたはずの希望が、多くの個人から失われつつある」のがその理由だと考えているようです。
この本には、「そもそも『まだない存在』である『希望』とは、何なのか?」また、「私たちの回りに漂う漠然とした閉塞感」をどうしたらぬぐい去れるかのヒントが書かれているんじゃないかと思います。
「…いるんじゃないかと思います。」というのは、私には一度読んだだけでは、すべてが理解できていないということです…(苦笑

労働経済学者の玄田有史さんを中心とした東京大学社会科学研究所による「希望学」に関する書。社会科学のさまざまの分野の9人の研究者が、「希望」についての考察をしています。
正直、論文には興味を引くものとそうでないものがあり、「一気に読破…」という感じではなかったですが、「希望学」とは、僕にとって、今、一番興味のあるテーマでもあります。
2002年に調査実施以来最高(当時)の5.4%を記録した完全失業率(実は、私はこの年、起業したのも偶然ではありません)。その後、日本経済は統計上改善してきたものの、依然として漠然とした閉塞感が漂い続けています。
玄田氏は、「根底にあるのは、かつてすべての行動の前提として誰もが持っていたはずの希望が、多くの個人から失われつつある」のがその理由だと考えているようです。
この本には、「そもそも『まだない存在』である『希望』とは、何なのか?」また、「私たちの回りに漂う漠然とした閉塞感」をどうしたらぬぐい去れるかのヒントが書かれているんじゃないかと思います。
「…いるんじゃないかと思います。」というのは、私には一度読んだだけでは、すべてが理解できていないということです…(苦笑

Posted by オルベア at 21:00│Comments(0)
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