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2011年05月08日

巨像も踊る

~ルイス・ガースナー著~


2002年12月初版ということで、ちょっぴり古いけれど、『IBM再生の立役者』と言われるルイス・ガースナーがどんな人物なのかを知りたくて買っておいた本。連休中に1冊くらいは読みたいと、手にとってみた。

第Ⅰ部:掌握から、第Ⅱ部:戦略、第Ⅲ部:企業文化、第Ⅳ部:教訓、第Ⅴ部:個人的な意見と、ガースナーが改革を進めたプロセスが順をおって書かれている。客観的、且つ冷静で、「さすが、元マッキンゼー上級パートナー」ということなのだろうが、言い方を変えれば少々単調かも…

そんな中、少なからず私の琴線に触れたのは、第Ⅲ部の企業文化かな…。


IBMでの約10年間に、わたしは企業文化が経営のひとつの側面ではないことを理解するようになった。ひとつの側面ではなく、経営そのものなのだ。

数十万人の社員の姿勢や行動様式を変えるのは、極端なまでにむずかしい。ビジネス・スクールではその方法を教えていない。心地よい本社にいて社員から隔絶されていては、革命を率いることはできない。


等々…


このあたりには、強く同意しちゃう。個人的には、社員数は、数十人だったとしても、同じ課題を抱えることになると思っているが…。


ということで、全編を通しては若干の退屈さを感じたが、まぁ、古くからのThinkPadユーザー(今は、Lenovo製ですが…)としては、「読んどいてよかった!?」と思える本でした。

巨像も踊る




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Posted by オルベア at 23:17│Comments(0)書評
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