2011年05月17日
不安定社会の中の若者たち
~大学生調査から見るこの20年~
関西大学社会学部の片桐新自教授の著書。サブタイトルにあるように、1987年~2007年までの20年間に著者が実施した大学生の意識調査データを基に、若者の意識変化について書かれている。
著者は、大学の教員でもあるので、日常的に接する学生たちとのつきあいや観察が調査データの分析のベースになっており、単なるデータ分析に終わっていない。
ということで、分析内容は説得力があり「そうだよね~」と頷ける内容が多いかな。まぁ、著者が私と同世代なので「若者に対するモノの見方が近くなる?」ということもあるのだろうけれど…。
バブル経済、失われた10年、就職氷河期、格差社会等々、この20年、本当にいろいろなことがあった。「これらの不安定要素は、若者の意識にどんな影響を与えてきたのか…?」、そんな疑問を持った人は是非とも読んでみて欲しい。

関西大学社会学部の片桐新自教授の著書。サブタイトルにあるように、1987年~2007年までの20年間に著者が実施した大学生の意識調査データを基に、若者の意識変化について書かれている。
著者は、大学の教員でもあるので、日常的に接する学生たちとのつきあいや観察が調査データの分析のベースになっており、単なるデータ分析に終わっていない。
ということで、分析内容は説得力があり「そうだよね~」と頷ける内容が多いかな。まぁ、著者が私と同世代なので「若者に対するモノの見方が近くなる?」ということもあるのだろうけれど…。
バブル経済、失われた10年、就職氷河期、格差社会等々、この20年、本当にいろいろなことがあった。「これらの不安定要素は、若者の意識にどんな影響を与えてきたのか…?」、そんな疑問を持った人は是非とも読んでみて欲しい。

Posted by オルベア at 21:43│Comments(0)
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