2012年08月19日
これが論点!就職問題
~児美川孝一郎 編~
法政大学の児美川先生が、「シューカツ論壇」の“俯瞰図”を示そうと、『中央公論』『Voice』などの論壇誌、『週刊東洋経済』『エコノミスト』などの経済誌から、重要論文・対談22本を収録・編集した書籍。
論文・対談の切り口は、『若者のシュウカツ』。とはいえ、著者、自らもコメントしているように、『若者のシュウカツ』を突き詰めていくと、結果的に「戦後の日本社会のあり方や労働市場全体の課題を問うことになる」というわけです。
22本の論文・対談は、学生よりの視点・学校側の視点・産業界からの視点・採用システムに関する視点などなど、当然のことながら、立ち位置も方向性も様々…。また、著者自身も、敢えて「どのベクトルが正しい」とか「どの話が妥当だ」とかいった価値的な判断を示していない。
ということで、読者である私たち自身が、自分の考えを整理するには、良い本じゃないでしょうか。
私としては、「いまどきの若者は、けしからん!」なんて言っている輩に読んでもらった上で、「読後感を聞いてみたいな~」と思った本でした。

法政大学の児美川先生が、「シューカツ論壇」の“俯瞰図”を示そうと、『中央公論』『Voice』などの論壇誌、『週刊東洋経済』『エコノミスト』などの経済誌から、重要論文・対談22本を収録・編集した書籍。
論文・対談の切り口は、『若者のシュウカツ』。とはいえ、著者、自らもコメントしているように、『若者のシュウカツ』を突き詰めていくと、結果的に「戦後の日本社会のあり方や労働市場全体の課題を問うことになる」というわけです。
22本の論文・対談は、学生よりの視点・学校側の視点・産業界からの視点・採用システムに関する視点などなど、当然のことながら、立ち位置も方向性も様々…。また、著者自身も、敢えて「どのベクトルが正しい」とか「どの話が妥当だ」とかいった価値的な判断を示していない。
ということで、読者である私たち自身が、自分の考えを整理するには、良い本じゃないでしょうか。
私としては、「いまどきの若者は、けしからん!」なんて言っている輩に読んでもらった上で、「読後感を聞いてみたいな~」と思った本でした。

Posted by オルベア at 21:12│Comments(0)
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