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2012年12月31日

忘年会にて

~チーズはどこへ消えた?~


いや~、今年の日本、政治も経済もホントに波瀾万丈でしたね。そんな中(←どんな中なのかわかりませんが…)、自宅の大掃除も終わりホッと一息つきながら、今年最後のBlogを書いています。

で、今回は、数日前に高校の同級生とおこなった忘年会でのひとこまを…。

当日のメンバーは、教員・メーカーの技術者・金融関連・歯科医師等々、30年間それぞれまったく違った道を歩んで来た、恩師+5.5名(0.5はちょっとだけ顔出してくれたT君)の同級生。

その中で、紆余曲折を経て現在は大阪で化学メーカーの社長をやっているH君が、新年の社内報に社員へのメッセージとして『チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン著)』を紹介すると話し始めた。

私と同世代のビジネスマンであれば、説明の必要はないだろうが、『チーズはどこへ消えた?』は、「状況の変化にいかに対応すべきか」を説き、各国でベストセラーとなった本。IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用したことでも知られている。

で、H君曰く、「『変化に対応していこう!』という意識に欠ける社員に気づきを与えたいんだ!」とのこと。それに対して、周りのメンバーからは、「そんなのお前の会社だけじゃないよ~」との茶々が…。

続けてH君、「社内報には、読みたい社員には、本を貸すって書いたんだ。貸して欲しいっていう社員がいるといいんだけどな~」とのコメントに、他のメンバーからは「誰も借りに来ないんじゃないの…?」とのつれないコメントが…。

『チーズはどこへ消えた?』の日本での初版本は2000年頃。1990年のバブル経済崩壊から約10年、企業のリストラに一定の目処がつき、多くのサラリーマンが「これから何を目標に進んでいけばいいのか」を模索しはじめた頃だったように記憶している。

当時、私自身は、再就職支援事業に携わっていて、『日本型雇用慣行』は終焉に向かっていることを強く認識していたし、その後の10数年もその認識はまったく変わっていない。ただ、この10年間で日本の世の中は「状況変化に対応しよう!」というよりも「変わらないで欲しい!」という空気感に変化してきている様だ。「変わらないで欲しい!」と願って、変わらないものならば、苦労はないのだけれど…。

難しい問題ではあるけれど、こんな話題で同級生と「杯を傾けるのもいいもんだ~」と感じられた忘年会でした。

忘年会にて

今年最後のBlogだというのに、なんともしまりの無い内容になってしまいました。正月休み、もう一度『チーズはどこへ消えた?』を読み返してみよう!

今年一年、たいへんお世話になりました。みなさん、よいお年をお迎えください。



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Posted by オルベア at 19:04│Comments(0)日記
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