2007年03月17日
遅ればせながら、読んでみました
国家の品格
著者:藤原正彦
新潮新書はタイトルにつられて読んでみて、「騙された~」ってことが多かったので、なかなか触手が伸びなかったんだけど、遅ればせながら読んでみました。
いや~、これはいい本だった。
藤原氏に「欧米型の『論理を徹底すれば問題は解決する』という考え方は間違いだ」と言われると納得しちゃうのは、氏が数学者であることだけが理由じゃないだろう。
知らない学者の名前なんかも出てきて、「うん、なるほど!?」なんて直ぐに呼応できないのが悔しいけれど、素直に「教養を身につけなくっちゃ!?」と思った。
そういえば、最近話をした何人かの顧客が、『大局観』『武士道』なんてことを言ってたけど、きっとこの本読んだんだろうな~(本の中で、何回も出てきます…笑)。
「普通の国」を指向するんじゃなく、日本人がもっていた国柄を大切にするって視点も大切だよな~!?
著者:藤原正彦

いや~、これはいい本だった。
藤原氏に「欧米型の『論理を徹底すれば問題は解決する』という考え方は間違いだ」と言われると納得しちゃうのは、氏が数学者であることだけが理由じゃないだろう。
知らない学者の名前なんかも出てきて、「うん、なるほど!?」なんて直ぐに呼応できないのが悔しいけれど、素直に「教養を身につけなくっちゃ!?」と思った。
そういえば、最近話をした何人かの顧客が、『大局観』『武士道』なんてことを言ってたけど、きっとこの本読んだんだろうな~(本の中で、何回も出てきます…笑)。
「普通の国」を指向するんじゃなく、日本人がもっていた国柄を大切にするって視点も大切だよな~!?
2007年02月11日
ハッピーキャリアのつくりかた
日曜日、風が強くて外も寒そうなので、買ったまま読まずに積み上げてあった本の中から『ハッピーキャリアのつくりかた』を取り出して読んでみた。
著者は、キャリア転職情報誌『ワーキングウーマンタイプ』の創刊編集長、金澤悦子氏。
ハッピーキャリアって聞き慣れない言葉だけど、要は、「ハッピーな仕事をしてハッピーな生活を送ろう!」というコト。
自分が望む仕事をし、且つ望む生活をする生き方がハッピーなんじゃない…!?ってことを書いた本。
まぁ、書いてあることは、その通りだけど、あえてお金を払って買うまでのことは無かったかな…。後半の何十ページかを、ご自分の運営するBlogの宣伝に費やしていたのも、ちょっぴり気になったし…
ということで、★2つ半(5段階で)といったところでしょうか。

ハッピーなキャリアを模索しているんなら、僕の大好きなクルンボルツ先生の『その幸運は偶然ではないんです! 』をお勧めしちゃいます!
著者は、キャリア転職情報誌『ワーキングウーマンタイプ』の創刊編集長、金澤悦子氏。
ハッピーキャリアって聞き慣れない言葉だけど、要は、「ハッピーな仕事をしてハッピーな生活を送ろう!」というコト。
自分が望む仕事をし、且つ望む生活をする生き方がハッピーなんじゃない…!?ってことを書いた本。
まぁ、書いてあることは、その通りだけど、あえてお金を払って買うまでのことは無かったかな…。後半の何十ページかを、ご自分の運営するBlogの宣伝に費やしていたのも、ちょっぴり気になったし…
ということで、★2つ半(5段階で)といったところでしょうか。

ハッピーなキャリアを模索しているんなら、僕の大好きなクルンボルツ先生の『その幸運は偶然ではないんです! 』をお勧めしちゃいます!
2007年01月21日
人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント
日本的雇用慣行が崩壊したと言われるようになってから、言われ出したのが個人の自律。
僕も自律はすっごく大切なことだと思うけど、自律って「一匹狼になれ」ってことじゃない。
社会っていうのは、組織で動いているんだから…。
高橋氏は、部下を使って課題を達成するマネジメントだけではなく、命令権限がない人を説得し、納得させ、協力を仰ぐリーダーシップが重要であることを説いている。
また、自律組織では、リーダーシップの分散化、リーダー人材の量産化が必要というコメントにも納得!
高橋俊介氏の書籍はたくさん読んでいるが、「いつも納得させられる」ってことで、星4つかな!?
僕も自律はすっごく大切なことだと思うけど、自律って「一匹狼になれ」ってことじゃない。
社会っていうのは、組織で動いているんだから…。
高橋氏は、部下を使って課題を達成するマネジメントだけではなく、命令権限がない人を説得し、納得させ、協力を仰ぐリーダーシップが重要であることを説いている。
また、自律組織では、リーダーシップの分散化、リーダー人材の量産化が必要というコメントにも納得!
高橋俊介氏の書籍はたくさん読んでいるが、「いつも納得させられる」ってことで、星4つかな!?

2007年01月02日
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
お正月、買いだめしていた書籍の内の1冊を読んでみた。
昨今、話題の七五三転職(中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が3年以内に離職)の原因は、「若者のわがままにあるのではなく、年功序列制度の弊害による閉塞感によるものだ」という内容。
労働市場の現場でシゴトをしている僕の現場感覚と照らし合わせてみても、書いてることは概ね納得できるかな…。
ただ、以前読んだ『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』もそうだったけど、城氏の書籍ってすっごくネガティブ。著者自身が、年功序列の呪縛から逃れられず、もがいている様にさえ思えちゃう。
現実を知った上で、どんな行動を起こすのかは、読者ひとりひとりが考えればいいことだけど、この本読んでも力は湧いてこないかも…
「世の中を変えていくのは、若者のパワーだ」と信じて疑わない僕としては、「もう少し前向きな提案が欲しい!」と思った一冊でした。
昨今、話題の七五三転職(中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が3年以内に離職)の原因は、「若者のわがままにあるのではなく、年功序列制度の弊害による閉塞感によるものだ」という内容。
労働市場の現場でシゴトをしている僕の現場感覚と照らし合わせてみても、書いてることは概ね納得できるかな…。
ただ、以前読んだ『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』もそうだったけど、城氏の書籍ってすっごくネガティブ。著者自身が、年功序列の呪縛から逃れられず、もがいている様にさえ思えちゃう。
現実を知った上で、どんな行動を起こすのかは、読者ひとりひとりが考えればいいことだけど、この本読んでも力は湧いてこないかも…
「世の中を変えていくのは、若者のパワーだ」と信じて疑わない僕としては、「もう少し前向きな提案が欲しい!」と思った一冊でした。
