2013年05月29日
大学生、親にべったり 少子化+就職難が影響
~就職で意見に従う45% 困ったら助けてくれる5割~
親離れできない大学生が増えていることが、ベネッセ教育研究開発センターが2012年に実施した調査で分かった。学生生活や就職などで「保護者の意見に従うことが多い」と答えた学生は45.9%に上り、08年の前回調査から5.8ポイント増えた。担当者は「少子化に加え、就職難で親子関係が密接になる傾向がさらに強まっている」と分析している。
調査は12年11月、無作為に抽出した大学1~4年生4911人を対象に実施した。「保護者の意見に従うことが多い」の回答では、男子が43.2%(前回より7.6ポイント増)、女子が49.5%(同2.8ポイント増)だった。男女の開きは縮小した。
大学生活でも受け身姿勢が目立つ。「学生生活は大学の教員が指導・支援する方がよい」は30%で前回よりも倍増。「教員が知識を一方的に教える講義形式の授業がよい」とした学生は83.3%に上り、「発表などをする演習形式」の16.7%を大幅に上回った。「興味がなくても楽に単位をとれる授業がよい」は54.8%で5.9ポイント増えた。(後略)
出所:5月28日 日本経済新聞 朝刊
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学生生活や就職などで「保護者の意見に従うことが多い」と答えた学生が、45.9%…。う~ん、08年調査から5.8ポイント増えている…?!
まぁ、就職活動について言えば、大学の就職相談業務や企業の採用現場でも、「自分の選択に、親が反対しているんだけど、親の言うとおりにするのがよいのでしょうか?」という学生が少なくないことを実感しているので、この調査結果に驚きはありません。
そんな中、人材コンサルタントを生業にしている私にも、大学卒業後、昨年春から社会人になった娘と、今春、就活に一定の目処(?)をつけた息子がおりまして、知人からは「お父さん(←私のコトですね…)がコンサルタントだったら、ご子息の就活も安心ですね!?」なんて言われちゃうことがあるわけなのですが…。
人の子(←就職のアドバイスをさせていただく学生さん)の相談には、親身になって耳を傾けるモノの、自分の子どもには、就活について、アドバイスらしいアドバイスをしたコトはありません。まぁ、親としては、子どもから「お父さん、今、こんな状況だけどどうしたらいい?」なんて頼られたら、嬉しくなっちゃうんでしょうが、普段から「お前達の人生に責任なんか持てない」と言っている私に、相談してくることはほとんど無いわけで…(苦笑。
じゃ~、私は「自分の子どもたちのコトを心配していないのか…?」私だって、自分の子どもには幸せになって欲しいと思っています。ただ、どんな選択をしたとしても、必ず人生の転機が訪れますし、先を見通すことが難しくなっている現代においては、その機会は更に増えていくだろうと思います。
転機が訪れた際に、大切なのは「人のせいにしないこと!」。そのためには、「お父さんの言うとおりにしたからこうなった」という言い訳が出来る状況をつくってはいけないという思いが、「お前達の人生に責任なんか持てない」という言葉に置き換わるというわけです。
現在の就活生のご父兄は、私と同世代。親からは「大きな会社、安定した会社に入りなさい。その会社で真面目にやっていれば安泰だから…」と言われて就職先を決めた世代です。その後、終身雇用・年功序列といったいわゆる日本型雇用慣行が崩壊しつつあると言われているにもかかわらず、変化を受け入れようとしない世代(←世代で一括りはいけないかな?)なのかもしれません。
そんなコトを考えながら、この記事を読みました。就活生に限らず、老若男女「自分の人生は自分で決める!」という、ごくごくあたり前の原則(?)について、今一度、考えてみてもいいんじゃないでしょうか?!
追伸 就活生諸君。親は、あなたが困った際、「助けたくても、助けられないこともたくさんあるんだよ!」

親離れできない大学生が増えていることが、ベネッセ教育研究開発センターが2012年に実施した調査で分かった。学生生活や就職などで「保護者の意見に従うことが多い」と答えた学生は45.9%に上り、08年の前回調査から5.8ポイント増えた。担当者は「少子化に加え、就職難で親子関係が密接になる傾向がさらに強まっている」と分析している。
調査は12年11月、無作為に抽出した大学1~4年生4911人を対象に実施した。「保護者の意見に従うことが多い」の回答では、男子が43.2%(前回より7.6ポイント増)、女子が49.5%(同2.8ポイント増)だった。男女の開きは縮小した。
大学生活でも受け身姿勢が目立つ。「学生生活は大学の教員が指導・支援する方がよい」は30%で前回よりも倍増。「教員が知識を一方的に教える講義形式の授業がよい」とした学生は83.3%に上り、「発表などをする演習形式」の16.7%を大幅に上回った。「興味がなくても楽に単位をとれる授業がよい」は54.8%で5.9ポイント増えた。(後略)
出所:5月28日 日本経済新聞 朝刊
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学生生活や就職などで「保護者の意見に従うことが多い」と答えた学生が、45.9%…。う~ん、08年調査から5.8ポイント増えている…?!
まぁ、就職活動について言えば、大学の就職相談業務や企業の採用現場でも、「自分の選択に、親が反対しているんだけど、親の言うとおりにするのがよいのでしょうか?」という学生が少なくないことを実感しているので、この調査結果に驚きはありません。
そんな中、人材コンサルタントを生業にしている私にも、大学卒業後、昨年春から社会人になった娘と、今春、就活に一定の目処(?)をつけた息子がおりまして、知人からは「お父さん(←私のコトですね…)がコンサルタントだったら、ご子息の就活も安心ですね!?」なんて言われちゃうことがあるわけなのですが…。
人の子(←就職のアドバイスをさせていただく学生さん)の相談には、親身になって耳を傾けるモノの、自分の子どもには、就活について、アドバイスらしいアドバイスをしたコトはありません。まぁ、親としては、子どもから「お父さん、今、こんな状況だけどどうしたらいい?」なんて頼られたら、嬉しくなっちゃうんでしょうが、普段から「お前達の人生に責任なんか持てない」と言っている私に、相談してくることはほとんど無いわけで…(苦笑。
じゃ~、私は「自分の子どもたちのコトを心配していないのか…?」私だって、自分の子どもには幸せになって欲しいと思っています。ただ、どんな選択をしたとしても、必ず人生の転機が訪れますし、先を見通すことが難しくなっている現代においては、その機会は更に増えていくだろうと思います。
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Posted by オルベア at 22:26│Comments(0)
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