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2014年04月25日

大卒求人数25%増

〜15年卒 6年ぶり、中小要因〜


リクルートワークス研究所が24日発表した2015年卒業予定者の大学生・大学院生の求人動向調査によると、民間企業の求人数は前年比25.6%増の68万2500人で、6年ぶりに増加した。景気回復で中小企業の求人が急増したことが要因。

就職希望者1人当たりの求人件数を表す求人倍率も1.61倍と、0.33ポイントの大幅改善となった。

求人を規模別にみると、300人未満の中小企業で44.5%増の37万9200人となる一方、5千人以上の企業は4万5800人と5.0%にとどまった。豊田義博主幹研究員は「大手志望者の就職は依然として厳しく、学生と中小企業のマッチングが課題だ」と指摘した。(後略)

出所:2014年4月25日 静岡新聞 朝刊
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景気回復で民間企業の求人数が、前年比25.6%増!ということで、企業の採用活動も例年以上に早期化を進めている様だ。実際、私が取締役を務める会社の採用面接で学生の話を聴く中でも、内定獲得のタイミングは例年より半月以上早まっているんじゃないかと感じる。

そんな中、私が心配するのは現時点で内定獲得出来ていない学生たちのこと。

確かに、求人倍率のUPにより企業の採用競争がエスカレートし一部の学生が例年より早いタイミングで内定獲得しているものの、それが新卒採用マーケット全体の動向を表してるわけじゃない。実際、多くの企業の採用活動はこれからが本番なんだから…

というわけで、お世話になっている大学で“就活なんでも相談会(就活巻き返し講座)”を実施させていただいた。

本日の参加者は6名。「就活マニュアルを参考に書類を書くのだが、書類選考が通らない」「面接で自分らしさが出せずに悩んでいる」等々、就活の第一ラウンドで躓いて、果たして今のやり方のまま前に進んでいいものか?との悩みを抱える学生たちだ。

講座では、自己分析・応募書類作成・面接等、自分自身の今までの就活を振り返り、良かったコト・直すべきコトを話し合ってもらうと共に、私自身が採用担当者の視点で応募する学生たちに対し、どんなことを感じるかをフィードバックさせていただいた。

講座開始時には、不安そうな表情をしていた学生たちだが、終了時には「採用する側の視点が理解できた。頑張ります!」と明るくコメントしてくれたことがとても嬉しかった。


昨今の就活は、就活産業のエスカレートやマスメディアからの情報の氾濫等々、雑音(?)が多すぎる。学生たちには、それらの雑音に翻弄されることなく、「自分はどんな職業人生を歩みたいのか?」「企業や社会がどんな人材を求めているのか?」を考えて活動して欲しいと切に願う。

大卒求人数25%増




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Posted by オルベア at 23:03│Comments(0)新聞記事
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