2014年06月04日
学生の県外就職支援
~県立大、全国10大学と連携 求人情報など共有~
静岡県立大学は横浜市立大学や大阪市立大学など全国10大学と連携し、静岡県外での学生の就職活動支援を始めた。県外企業の情報は入手しづらいため、連携する大学から地元企業の求人情報などを得られるようにした。
静岡県立大を含めた11大学は4月に就職支援に関する協定を締結し、6月に運用を始めた。学生からの要望に応じ、各大学の地元企業の求人や会社説明会の情報を公開したり、就職相談に応じたりする。各大学の就職支援スペースのパソコンなども利用できる。
今後は11大学の就職説明会に学生が相互参加することなども検討する。静岡県立大の担当者は「学生だけでなく、企業にとっても、県外の優秀な学生を採用するチャンスが増える」(キャリア支援室)としている。
出所:2014年6月3日 日本経済新聞 地域経済・静岡
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他県の大学と連携し、県外企業の求人情報の共有がスタートしたという記事だ。
文部科学省の学校基本調査によれば、静岡県の県外進学率(=県外大学への進学者数÷全大学進学者数)は、平成7年の0.86から平成22年の0.73へと減少を続けている。子を持つ親であり学生の就職相談に乗る私の経験から、減少の理由は「親の経済的負担が大きい」「若者の地元志向~マイルドヤンキー化?」などが推察される。
個人的には、ことわざの『可愛い子には旅をさせよ』にある様に、「若い頃の苦労は、のちの人生にとってきっと役立つことがあるハズ。甘やかしてそばに置くのではなく、外の世界を見られる機会を増やすことが大切!」と考えているので、この調査結果は少なからず残念だ…。
そんな中、県外進学率減少のもう一つの理由として、県外の大学に進学した際に「地元企業の求人情報入手手段が減ってしまうコト」があげられるだろう。「旅に出たものの、戻るべき地元に自分を受け入れてくれる企業があるのかわからない?」という不安を抱えたまま、他県へ進学したくないという心理が働くということだ。学生の就職相談を受ける中、「県外出身学生の地元の情報が欲しい!」という相談に十分に応えられていないという私の実感からくる仮説だが…。
一度、地元を離れて外の世界に触れた若者が、視野を広げて地元に戻ってくる(別に、大学卒業してすぐに戻って来なくてもよいとは思うけど…)。その経験やネットワークを活かして地元で活躍する。そんなシナリオが描けたら素晴らしい!?
ということで、今回の静岡県立大学を含む全国10大学の就職支援に関する協定(就職支援パートナーシップ制度)には、『注目』だ!?

静岡県立大学は横浜市立大学や大阪市立大学など全国10大学と連携し、静岡県外での学生の就職活動支援を始めた。県外企業の情報は入手しづらいため、連携する大学から地元企業の求人情報などを得られるようにした。
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今後は11大学の就職説明会に学生が相互参加することなども検討する。静岡県立大の担当者は「学生だけでなく、企業にとっても、県外の優秀な学生を採用するチャンスが増える」(キャリア支援室)としている。
出所:2014年6月3日 日本経済新聞 地域経済・静岡
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他県の大学と連携し、県外企業の求人情報の共有がスタートしたという記事だ。
文部科学省の学校基本調査によれば、静岡県の県外進学率(=県外大学への進学者数÷全大学進学者数)は、平成7年の0.86から平成22年の0.73へと減少を続けている。子を持つ親であり学生の就職相談に乗る私の経験から、減少の理由は「親の経済的負担が大きい」「若者の地元志向~マイルドヤンキー化?」などが推察される。
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Posted by オルベア at 20:00│Comments(0)
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