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2008年10月27日

早期に合格決まったら

~大学でも役立つ勉強を~


「先生、高校からの指定校推薦をもらったので、今月いっぱいで講座をやめることになりました」

9月末、少し早めの合格報告に来てくれたA男は、高校の校内選考に通り、私立大学法学部に合格となった。

指定校推薦とは大学が高校へ一定の人数枠を与え、高校が合格者を選ぶ制度だ。構内選考に通ればほぼ100%合格できる。9、10月に校内選考を行い、11月、12月に正式合格となる。

このほかに、受験生が自分から大学に出願する公募推薦があり、最近はAO(アドミッションオフィス)入試も増えてきた。文部科学省調査によると、私大入学者のうち、一般入試組は5割を切り、推薦・AO組の方が多くなったのだそうだ。約半数の私大が定員割れの現状では、推薦やAOで、早めにしかも確実に学生を確保する流れは、当然なのかもしれない。(後略)

出所:9月27日 日本経済新聞

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昨今の入試事情と合格決定後の心構えについて、どこかの進学塾の先生の書かれた記事のようだ。後半戦では、「早期に合格が決まったら、大学でも役立つ勉強を…」とまとめている。

で、大学入学後の学生をみている私は、昨今の入試事情に関して別な切り口で語ってみたい。

記事にもあるように、昨今、推薦・AO組が増え、私大入学者のうち、一般入試組はなんと5割を切っている。また、少子化が叫ばれているモノの、高校生の進学率が増え大学生の数は毎年増え続けている。

そんな中、親としては、「今時、大学ぐらい行かせなきゃ~」と家計を切りつめて進学を応援しているのに、学生から「ホントは別なことやりたかった」「学校がつまらない」なんてコメントを聴くと、正直、寂しくなっちゃう。

とはいえ、親・大学・社会等も原因を作る要因の一つになっているのも事実なわけで、「本人の自覚の問題!」と学生だけに責任を押しつけられる問題じゃないのも事実(う~ん、この話をすると長くなりそうなので、今日はこのあたりまでにさせてただくとして…)。


大学生の数が増えることを否定するつもりも無いし、かつての受験戦争を復活させて欲しい思っているわけでは無いけれど、いやいや学校生活を送ることだけはやめて欲しい。大学に入学したら、『勉強でも部活でも、何でもいいから120%頑張る経験』をしてみて欲しい!!

早期に合格決まったら


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Posted by オルベア at 19:00│Comments(0)新聞記事
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