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2009年03月26日

「日本の若い人は努力が足りない」

~下村さん、安定志向に警鐘~


2008年度のノーベル化学賞を受賞後、初来日している下村脩・米ボストン大学名誉教授(80)は23日、日本化学会化学会館で記者会見を開いた。下村さんは「日本の若い人は元気がない」と苦言を呈し、自分が興味を持てることはリスクをとって取り組むべきだと訴えた。

下村さんは自身が研究者として成功した要因について「成功したいと思って研究していたわけではない。自分が知りたいこと、解決したいことを研究しただけ」と述べ、興味のある分野を突き詰めて研究する重要性を強調した。(中略)

日本の若者に対して「今の日本の若い人は努力が足りない。日本の若い研究者には面白い研究があっても難しいからやめておこうという人が多い。安全のためにリスクをとりたがらない」と安定志向の風潮に警鐘を鳴らした。

出所:3月24日 日本経済新聞

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「日本の若い人は努力が足りない」。下村脩・名誉教授自身が、努力を続けてきた人であること、また米国籍を持ち日本を客観的に見ることのできる人だけに、説得力を感じる。

僕自身(僕はさほど若くはありませんが…汗)も含み、「確かに、努力が足りないな~」と感じる。

そんな中、感じたことは2点。第1は「努力が足りないのは若者だけではない」ということ。この手の話になると、いつも若い人だけがやり玉にあげられるけど、リスクを取ろうとしないのは、日本人全般に言えることだと感じる。

第2は、「リスクを取ることは、みんなが思っているほどストレスがたまることではない」ということ。下村名誉教授のコメントにも「成功したいと思って研究していたわけではない。自分が知りたいこと、解決したいことを研究しただけ」ってあるでしょ…。


「先々のリスクばかり考えて、行動しないままストレスをためる」よりも、「自分が知りたいこと、解決したいことを素直にクリアしよう」と素直に行動する方が、精神衛生上もず~っといいんじゃないかと思います。

「日本の若い人は努力が足りない」



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Posted by オルベア at 20:30│Comments(0)新聞記事
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