2011年03月09日
長期的な人生設計支援
~女子大生の就業教育~
出産しても仕事を続ける?家庭に入る?「何処に就職するか」より「どんな働き方をしたいか」に焦点を当てた女子学生向け就業教育に、大学が取り組み始めた。男女雇用機会均等法の施行(1986年)から25年、多様なコースを歩む女性たちの経験が蓄積し、課題が見えてきたことが大きい。(中略)
立教大も2009年度から「女子学生キャリア支援プロジェクト」を始めた。成田康昭キャリアセンター部長は「夫婦共働きでないと生計維持は難しい時代だし、企業は女性の能力を求めているのに、女子学生は専業主婦志向が強く働き方の選択がずれている」と言う。
成田センター部長が危惧する存在が女子学生の母親たち。40~50代で専業主婦も多い世代のため「過去の価値観のまま『苦労して働かなくても』と娘の就業意欲をそいでしまう」と指摘。母親に代わる助言者が必要と、働く女性から学生が話を聞く機会を設けている。
「面接の受け方といったスキルだけでなく、長期的な人生設計を視野に入れた支援が必要だ」(後略)
出所:3月8日 静岡新聞
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「何処に就職するか」より「どんな働き方をしたいか」に焦点を当てた就業教育、大賛成。立教大の「女子学生キャリア支援プロジェクト」への取り組みもすごくいいと思う。
ただ、娘(女子学生)の就業意欲をそいでいるのは、母親ばかりではない様にも感じている。確かに、『女性の能力を求める企業』も増えてはきているけれど、特に地方では、まだまだ少数派。「女子社員は男子社員のサポート役」なんて思っている経営者は少なくないんじゃないだろうか…。
女子学生に対しての「母親に代わる助言者」だけじゃなく、企業に対する「女性社員活用の助言者」も必要なのかもしれない。
加えて、何故、就業教育でスポットを当てるのが女子学生だけというのも気になるところだ。日本型雇用慣行が崩壊(まだ崩壊していないか…?)したと言われている現代、男性だって、「何処に就職するか」より「どんな働き方をしたいか」が重要になっているハズなのに…。
文句ばっかり言っていると思われちゃったかもしれないけれど、「就活のHow toばかりに着目する就活指導と比べれば、スゴ~イ進歩だと思っている」ことは付け加えておきたい。
女子学生に限ることなく、「日本の老若男女が『主体的に仕事をするコト』の楽しさと大切さを伝えていかなくちゃ~」と思わせてくれる記事でした。

出産しても仕事を続ける?家庭に入る?「何処に就職するか」より「どんな働き方をしたいか」に焦点を当てた女子学生向け就業教育に、大学が取り組み始めた。男女雇用機会均等法の施行(1986年)から25年、多様なコースを歩む女性たちの経験が蓄積し、課題が見えてきたことが大きい。(中略)
立教大も2009年度から「女子学生キャリア支援プロジェクト」を始めた。成田康昭キャリアセンター部長は「夫婦共働きでないと生計維持は難しい時代だし、企業は女性の能力を求めているのに、女子学生は専業主婦志向が強く働き方の選択がずれている」と言う。
成田センター部長が危惧する存在が女子学生の母親たち。40~50代で専業主婦も多い世代のため「過去の価値観のまま『苦労して働かなくても』と娘の就業意欲をそいでしまう」と指摘。母親に代わる助言者が必要と、働く女性から学生が話を聞く機会を設けている。
「面接の受け方といったスキルだけでなく、長期的な人生設計を視野に入れた支援が必要だ」(後略)
出所:3月8日 静岡新聞
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「何処に就職するか」より「どんな働き方をしたいか」に焦点を当てた就業教育、大賛成。立教大の「女子学生キャリア支援プロジェクト」への取り組みもすごくいいと思う。
ただ、娘(女子学生)の就業意欲をそいでいるのは、母親ばかりではない様にも感じている。確かに、『女性の能力を求める企業』も増えてはきているけれど、特に地方では、まだまだ少数派。「女子社員は男子社員のサポート役」なんて思っている経営者は少なくないんじゃないだろうか…。
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Posted by オルベア at 22:38│Comments(0)
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