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2007年10月08日

ビジョナリー・カンパニー

ジェームス・C・コリンズの名著。初版は1995年、「何を今更?」なんて言わないで。僕自身、何でもっと早く読まなかったんだって後悔してるんだから…。

著者も言うように、こまかな記述まで全て覚える必要はない。大切なことは、以下の4つ!?

1.時を告げる予言者になるな。時計をつくる設計者になれ
「時を告げる」のは素晴らしいビジョンを持ったカリスマ的指導者だけど、カリスマは必要ない。大切なのは、自分が去った後も永遠に時を告げる時計をつくるということ。う~ん、しびれる~

2.「ANDの才能」を重視しよう
ビジョナリーカンパニーの経営幹部は、「短期的な業績」または「長期的な成功」の二者択一なんてしない。長期的な成功を目指しながら、同時に短期的な業績にも拘る。う~ん、同感!?

3.基本理念を維持し、進歩を促す
世界は変化している。組織が対応するためには、企業として前進しながら、信念以外の組織のすべてを変える覚悟で臨まなくてはならない。う~ん、納得!?

4.一貫性を追求しよう
重要なのは、驚くほど広範囲に、驚くほどの一貫性を、長期にわたって保つこと。う~ん、そのとおり!?

てな具合に、特別なコトが書いてあるわけじゃないけれど、だからこそ、共感出来るんだろう。全編通して、上記4つを実証するため、いろんな角度から分析している本だけど、1冊読んだら、僕の本は、付箋とアンダーラインだらけになっちゃいました~。


  

Posted by オルベア at 23:10Comments(2)書評

2007年10月08日

「永久追放」に言葉なく

~時津風親方 本名で謝罪の談話~


永久追放を告げられ、「申し訳ありません」とうなだれた。力士の死亡問題で5日、解雇が決まった時津風親方(元小結双津竜)は、日本相撲協会の重い処分の後、本名の「山本順一」で死亡した力士や遺族に謝罪の談話を出した。

不祥事が続き岐路に立つ角界。「閉鎖社会の自覚がない」との批判も。力士の死因も判明し、焦点は捜査に移った。

出所:10月6日 静岡新聞

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同じ日、陸上女子短距離の元女王マリオン・ジョーンズ(米国)が、法廷で偽証罪と薬物使用を認め、泣きながら謝罪会見したという記事も出ていた。

この場で、コトの是非を論ずるつもりはないけれど、2人とも天職だと信じ『血の滲むような努力を続けてきた世界』から追放されたことだけは、紛れも無い事実だ。

時津風親方にとっては『相撲』が、マリオン・ジョーンズにとっては『陸上』が生きることの証だったであろうことを考えると…

自業自得と言っちゃえばそれまでだけど、もし僕が同じ立場で、同じ過ちを犯していたら、どんな気持ちになっただろう。

今更だけど、『働くこと』=『生きること』だと思う。だからこそ、何か起こったときに「こんなはずじゃなかった」と思うことが無い様、『自分自身の価値観』を信じて仕事をしていこう!!


  

Posted by オルベア at 10:31Comments(2)新聞記事