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2007年09月20日

『必要とされる』ということ…

定年後 アジアの仕事紹介
~年金や健康管理 相談窓口も開設~


人材サービス大手のパソナは10月にも、定年を迎えた団塊世代にアジア地域での働き口を紹介する事業を始める。働き先は主に日経企業を想定しており、営業や技術開発など日本で蓄えた経験やノウハウを生かせる環境を提供する。

赴任者や家族の不安を軽減するため、海外からも問い合わせができる年金や健康管理の相談窓口を開設。中国を中心に、最初の3年間で1,000人の転職支援を目指す。(中略)

1947年から49年生まれの団塊人口は約700万人。ニッセイ基礎研究所の調べによると、06年の団塊世代の労働人口(就業者と求職者の合計)は約503万人という。改正高齢者雇用安定法で、段階的な延長雇用が義務付けられたとはいえ、製造業などでは第一線を退く熟練者らも多い。パソナは環境を変えて働き続けることへのニーズは高いと判断した。

出所:2007年9月19日 日本経済新聞 朝刊

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私の周りにも、「『生涯現役』と働き続けることに拘る人」、「ここまで頑張ってきたからもういいよ」という「リタイヤ組」、様々な人がいる。

そんな中の今回の記事。ポイントは『必要とされる』ということなんだろうと思う。日本で培ったノウ・ハウを、必要としている企業がアジアにはたくさんある。「そんなニーズに応えたい」というみなさんをターゲットとしたサービスなんだろう。

人間って、支えあって生きている。冒頭、「現役か?」「リタイヤか?」というセグメントをしたけれど、生涯現役で仕事を続けるにしても、リタイヤして自分のやりたいことにチャレンジするにしても、多くの人が「人の役に立ちたい」「誰かに必要とされたい」と願ってるんじゃないだろうか。

ふと、そんなことを考えちゃった記事でした。


  

Posted by オルベア at 08:43Comments(2)新聞記事