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2008年01月31日

パート処遇、正社員並み

~りそな、7月に新人事制度~


りそな銀行と埼玉りそな銀行は7月から、正社員とパート社員の人事制度を一本化する。能力が同じであれば社員とパートの時間あたりの給料を同じにするほか、パートのまま課長などの管理職にも昇進できる。

評価内容も同一にし、転勤の有無による処遇の格差も撤廃。性別や年齢、職種などにかかわらず実力本位で評価し、従業員のやる気を引き出す。

大手行は即戦力としてのパートや派遣社員の活用策を相次ぎ導入している。今後は正社員以外の人材争奪戦も激しくなりそうだ。

出所:1月31日 日本経済新聞

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「正社員とパート社員、同じ仕事ができるのなら同じだけの報酬を払う」、いいんじゃないですか。というより、これって冷静に考えれば当然のことなんだよね。

とはいえ、同一労働同一賃金って、制度を作る側としては決して楽じゃないのも事実。企業が従業員に支払う総額人件費は決まっているわけで、正社員とパート社員の給与は、その配分で決まるわけだから…。

つまり、一般的には、パート社員の待遇改善をすれば、正社員の待遇に歪みが出るわけで…。で、多くの場合、正社員のみなさんとしては、「総論賛成、各論反対(要は、理屈はOKだけど、俺が退職するまでは勘弁してよ…)」ということになるわけです。

まぁ、求人難で本来確保すべき正社員数が確保できていない状況であれば、このあたりのハードルも比較的低くなるんでしょう。

いずれにしても、歓迎すべき制度改革だと思うので、今後、他行・他社の状況も要チェック!!ですね!?

  

Posted by オルベア at 08:20Comments(0)新聞記事