2008年01月19日
就職活動、今昔物語⑤
~就活シーズンを迎えるにあたって…~
今回は、第1回ということで、就活の概念的な部分の説明に終始してしまったが、時代の変化に伴い就職活動にも大きな変化が生じていることを理解していただけたのであれば幸いである。
昨今は、就職活動の早期化が加速度的に進んでおり、4年制の大学であれば3年生の、短期大学であれば1年生の秋口から具体的な就職活動をスタートすることになる。また、就職情報が氾濫する中、学生たちは、多くの情報から自分にあった情報を取捨選択しなくてはならない等、内定を得るまでの間に多大なストレスを受けることになる。
そんな中、私たち保護者が出来ることは・・・?
どんな状況にあっても『子供の心の声に耳を傾ける』という姿勢が重要だ。
先行き不透明な現代、『今後の労働市場を予想し、的確なアドバイスを与えること』は誰にも出来ないが、子供の気持ちを尊重し精神的なサポートすることは、親だからこそ出来ることなのではないだろうか。
【ポイント】
●就職活動の目的は、『職業人生のスタートラインに立つこと』
●子供にとっての『いい会社』とは、「仕事を通してやり甲斐を感じることが出来る」「仕事を通して成長を実感できる」等、本人の主観による部分が大きい
●『子供の心の声に耳を傾ける』という姿勢が重要
当内容は、新卒のかんづめ『保護者版 今どきのシューカツ』に掲出中です。

福島民報社 就職ガイド〔ウィン〕にも掲出されました。
おしまい
今回は、第1回ということで、就活の概念的な部分の説明に終始してしまったが、時代の変化に伴い就職活動にも大きな変化が生じていることを理解していただけたのであれば幸いである。
昨今は、就職活動の早期化が加速度的に進んでおり、4年制の大学であれば3年生の、短期大学であれば1年生の秋口から具体的な就職活動をスタートすることになる。また、就職情報が氾濫する中、学生たちは、多くの情報から自分にあった情報を取捨選択しなくてはならない等、内定を得るまでの間に多大なストレスを受けることになる。
そんな中、私たち保護者が出来ることは・・・?
どんな状況にあっても『子供の心の声に耳を傾ける』という姿勢が重要だ。
先行き不透明な現代、『今後の労働市場を予想し、的確なアドバイスを与えること』は誰にも出来ないが、子供の気持ちを尊重し精神的なサポートすることは、親だからこそ出来ることなのではないだろうか。
【ポイント】
●就職活動の目的は、『職業人生のスタートラインに立つこと』
●子供にとっての『いい会社』とは、「仕事を通してやり甲斐を感じることが出来る」「仕事を通して成長を実感できる」等、本人の主観による部分が大きい
●『子供の心の声に耳を傾ける』という姿勢が重要
当内容は、新卒のかんづめ『保護者版 今どきのシューカツ』に掲出中です。

福島民報社 就職ガイド〔ウィン〕にも掲出されました。
おしまい
2008年01月19日
就職活動、今昔物語④
~安定している会社・仕事って…?~
とはいえ、保護者としては、子供が『安定した会社、安定した仕事』に就くことを望むのは当然のこと。では、どんな会社、どんな仕事が安定しているのだろうか?
最近、緩やかな景気回復の影響か、企業の新卒採用の動きが活性化、『空前の売り手市場』『正社員の雇用拡大』などという文字がメディアを賑わしている。
これらの記事を見て、『日本型雇用慣行の復活』などと思う皆さんがいるのであれば、それは認識不足かもしれない。残念ながら、どんな業界のどんな会社も、未来永劫まで『安定している』『変化しない』などということはあり得ない。また、仮に万一、そんな会社があったとしても、志望動機を聞かれた時に、「安定した御社で、安心して仕事をしたい」などと言ったら、その瞬間に企業は「学生に対する興味を失う可能性が高い」ことを理解しておく必要があるだろう。
会社自体の安定を保証することが難しいのだとすると、子供にとっての『いい会社』とは、規模や知名度ではなく、「仕事を通してやり甲斐を感じることが出来る」「仕事を通して成長を実感できる」等、本人の主観による部分が大きいのかもしれない。
当内容は、新卒のかんづめ『保護者版 今どきのシューカツ』に掲出中です。

福島民報社 就職ガイド〔ウィン〕にも掲出されました。
続く~
とはいえ、保護者としては、子供が『安定した会社、安定した仕事』に就くことを望むのは当然のこと。では、どんな会社、どんな仕事が安定しているのだろうか?
最近、緩やかな景気回復の影響か、企業の新卒採用の動きが活性化、『空前の売り手市場』『正社員の雇用拡大』などという文字がメディアを賑わしている。
これらの記事を見て、『日本型雇用慣行の復活』などと思う皆さんがいるのであれば、それは認識不足かもしれない。残念ながら、どんな業界のどんな会社も、未来永劫まで『安定している』『変化しない』などということはあり得ない。また、仮に万一、そんな会社があったとしても、志望動機を聞かれた時に、「安定した御社で、安心して仕事をしたい」などと言ったら、その瞬間に企業は「学生に対する興味を失う可能性が高い」ことを理解しておく必要があるだろう。
会社自体の安定を保証することが難しいのだとすると、子供にとっての『いい会社』とは、規模や知名度ではなく、「仕事を通してやり甲斐を感じることが出来る」「仕事を通して成長を実感できる」等、本人の主観による部分が大きいのかもしれない。
当内容は、新卒のかんづめ『保護者版 今どきのシューカツ』に掲出中です。

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続く~
2008年01月19日
就職活動、今昔物語③
~いい会社に入りなさい!?~
就職活動中の学生と話をする中で、せっかく内定が出たのに、親から「希望の会社に入れるまでは、経済的な援助を惜しまない」とか「もっといい会社に就職しなさい」などと言われたという学生に出会うことは多い。保護者が、『いい会社』『安定した会社』に入ることを目的化していることが理由だ。中には、そのアドバイスを受けて就職浪人する学生すらいる。
ここにもいくつかの問題が隠されている。
1.新卒での就職活動は、一生の内で一度しかない。
昨今、企業の新卒採用方針は、『学歴重視』から『人物本位』に変化しており、『資格』の数や『優』の数が合否を左右するというわけではない。
大学受験の様に、「1年目に合格できなかったら、受験勉強して再チャレンジ!」というわけにはいかない。
2.『いい会社』『安定した会社』の定義は人それぞれ。
「規模が大きければいい」というわけでもないし、「有名だから、安心して働ける」というわけでもなさそうだ。
当内容は、新卒のかんづめ『保護者版 今どきのシューカツ』に掲出中です。

福島民報社 就職ガイド〔ウィン〕にも掲出されました。
続く~
就職活動中の学生と話をする中で、せっかく内定が出たのに、親から「希望の会社に入れるまでは、経済的な援助を惜しまない」とか「もっといい会社に就職しなさい」などと言われたという学生に出会うことは多い。保護者が、『いい会社』『安定した会社』に入ることを目的化していることが理由だ。中には、そのアドバイスを受けて就職浪人する学生すらいる。
ここにもいくつかの問題が隠されている。
1.新卒での就職活動は、一生の内で一度しかない。
昨今、企業の新卒採用方針は、『学歴重視』から『人物本位』に変化しており、『資格』の数や『優』の数が合否を左右するというわけではない。
大学受験の様に、「1年目に合格できなかったら、受験勉強して再チャレンジ!」というわけにはいかない。
2.『いい会社』『安定した会社』の定義は人それぞれ。
「規模が大きければいい」というわけでもないし、「有名だから、安心して働ける」というわけでもなさそうだ。
当内容は、新卒のかんづめ『保護者版 今どきのシューカツ』に掲出中です。

福島民報社 就職ガイド〔ウィン〕にも掲出されました。
続く~