HOME

2008年03月10日

高卒採用 今春再開相次ぐ

~初任給も引き上げ 団塊大量退職受け~


県内の信用金庫で高校卒業予定者の採用再開が相次いでいる。今春、約20年ぶりに高卒職員が入庫する信用金庫が出ているほか、新たに高校生への採用活動を始める信金もある。

県内では静岡銀行など地元地銀や製造業が新卒採用を拡大しており、人材確保が難しくなってきた。団塊世代の大量退職を背景に、各信金は高卒の採用枠を広げて初任給も引き上げるなど、職員確保に躍起となっている。

磐田信用金庫は4月、地元商業高校の卒業予定者3人が入庫する予定。高卒職員は1996年以来12年ぶり。これまで大卒だけを採用してきたが、商業高校出身者の多くは在学中に簿記などの資格を取得していることを重視。高卒職員でも即戦力になると判断した。来春も今年度を上回る数の高卒を採用する方針だ。(中略)

静岡銀行は2009年度から初任給を17.8%引き上げる。金融機関の間では人材獲得競争が激しさを増しており、信金の高卒採用はさらに増えそうだ。

出所:3月8日 日本経済新聞

     ---------------------------------------------------------------------------

高校卒業予定者の採用再開、理由はともかく採用再開には大賛成だ。

昨今の静岡県の高校生の就職希望者は22.7%(普通高校:10%、実業高校:50%)。「今どき、大学くらい行っとかなくっちゃ…」と親が勧めるからかどうかは知らないけれど、何となく専門学校や大学に進学する学生のなんと多いこと…。

まぁ、進学することによって、新しい自分を見つけられたり、(実利的な面で言えば)就職に有利になったりするんだったら、僕も何も言わないんだろうけど…。大学全入時代に入った今、大卒の肩書きは意味を成さなくなっている。

今回採用となった高卒採用のみなさんが、大卒組と遜色ない活躍をしてくれることを願いたい。まぁ、僕の予想じゃ、たぶん彼らはへたな大学生よりずっといいアウトプットを出してくれると思うけど…。

それによって、中学・高校の進路指導が『単に進学を勧める進学指導』から、『真の進路指導』に路線変更してくれることを願いたいものです。


  

Posted by オルベア at 22:44Comments(2)新聞記事